決戦の日です。朝7時に起床です。
今日は、ここから約20q離れたルクラに戻らなければなりません。
仲間との約束の時間は、15時です。
なぜなら、明日のエアーチケットはまだ仮予約状態で、代金も未払いです。
ルクラにあるタラ航空のオフィスに行って、最終手続きをする必要があります。
そして、その予約確認書を持っているのが私です。
しかし、まだ寒気が続いています。
快晴を期待し、窓から外の様子をうかがいます。
気のせいか雪が降ったかのように、全てが白っぽく見えます。ものすごく寒そうです。
一人でこのままネパールに延泊しようかとも思いましたが、みんなの予約確認書を持っているので、頑張ることにします。
とりあえず、朝食をいただいて体を温めることにします。
予定外の連泊をしてしまったチベットホテルとお別れです。
日当たり、眺望は間違いなく今回ベストな宿です。
外に出るも、天気は変わらずの曇り空です。
いや、違います。雪が舞っています。
私の時計に載っているは、紛れもなく雪です。(積もるのか)
晴れることを信じ、前に進みます。
朝が早いので、ナムチェバザールのコーヒーショップはオープンしていません。
本当は、こういうところで、ヒマラヤを眺めながらゆっくりコーヒーを飲みたかったのに。
しかし、写真を撮っていると、徐々に雲が晴れだしヒマラヤの山が顔を出しはじめます。(いい感じ)
ストゥーパで無事にルクラに着くように祈願して、ナムチェバザールを出ます。
前方にロバ隊を発見です。
相変わらずの砂埃で、喉がやられそうです。
でも、ついて行ければ、一人旅じゃなくなります。
(一瞬で振り切られましたが。)
エベレストのビューポイント"First View Point of Mt.Everest"に到着です。
しかし、今日は雲がかかりエベレストを見ることができません。
2日前に見ることができてよかったです。
崖っぷちをゾッキョ隊が歩いています。(あれに乗せてもらえば楽なのにな〜)
Larja Bridgeが見えてきます。
すると、どこからともなく一匹の犬が登場です。
もしかして、スリランカのスリーパーダで現れたガイド犬が、ヒマラヤにもいるのか。
ガイド犬といっしょに橋を渡ります。
この犬はどこまでいっしょに行ってくれるのでしょうか。
もしかして、ルクラまで付き添ってくれるのかと考えていると、橋を渡って直ぐに消えてしまいます。
どうやらガイド犬ではなかったようです。
だいぶ下ってきました。
すると陽だまりの中に、腰掛けるのに丁度よさそうな岩を発見です。
もしかして、ここは2日前の休息スポットか、と思いつつ通過します。
見覚えのある橋が見えてきました。
これで、ドゥドコシ川の右岸側に渡るとジョルサレに到着です。
先日お世話になったブッダロッジに寄ります。
時刻は11時です。ここでランチをとりつつ、2日前に預けた荷物を回収します。
さらに、前日にブッタロッジへ立ち寄った仲間が、荷物を忘れていったとのことで荷物が一袋追加になります。
これで、私は2つのことを確信しました。
一つ目は、間違いなく私が最後尾を歩いていること。
そして、2つ目は、想定以上に荷物が増え、私の負担が増えるということです。
べジスープを食べながら、ここからの道のりを考えます。
ナムチェからジョルサレ間は下りだけですが、ここから先のルクラまでは登り下りを繰り返します。
この弱った体に荷物が増量され、私は耐えられるのか。辛くなったなったら友人の荷物を捨てるとしても、それでもかなりの重量です。
しばらく考えた末に、ブッタロッジの主人に相談してみることにします。「ポーターを雇えないか」と。
答えは「ノー」です。今からポーターは手配できないとのことです。
しかし、主人は家族と相談すると、家族の一人がいっしょに行ってくれることになります。
ちなみに、料金は3,000ルピーです。(ありがとう)
旅のパートナーを得ましたが、出発時間は、13時を過ぎてしまいます。
なぜなら、ちょうど昼時だったので、トレーッカーたちがランチで立ち寄り、ブッタロッジは大忙しです。
あと2時間でルクラに着くことは、もう無理かな。
サガルマータ国立公園のゲートに到着です。
ここで手続きをして、国立公園を出ます。私のパートナーはネパール人の友達と談笑中です。
既に、仲間と15時に集合するということは諦めています。
エアーチケットは、きっと、仲間がどうにかするはずです。
あとは、私が今日中に、ルクラに着くかどうかです。
約束の時間より、3時間以上遅れてルクラに戻ってきました。仲間とは二日半ぶりの再会です。
私が宿に入ると、ちょうどヒマラヤでの最後の夕食(反省会)が始まろうとしていました。
ちなみに、反省会のテーマは、「私がヒマラヤの奥地へ旅立ってしまったか」だったようです。
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☆アミーゴ旅日記☆