ネパール(エベレストへの道)編


 世界最高峰のエベレストを目指しヒマラヤでトレッキングです。限られた日数でエベレストにどこまで近づくことができるのかチャレンジです。

《この旅の日程へ》


DAY7

 決戦の日です。朝7時に起床です。
 今日は、ここから約20q離れたルクラに戻らなければなりません。
 仲間との約束の時間は、15時です。
 なぜなら、明日のエアーチケットはまだ仮予約状態で、代金も未払いです。
 ルクラにあるタラ航空のオフィスに行って、最終手続きをする必要があります。
 そして、その予約確認書を持っているのが私です。

 しかし、まだ寒気が続いています。
 快晴を期待し、窓から外の様子をうかがいます。
 気のせいか雪が降ったかのように、全てが白っぽく見えます。ものすごく寒そうです。

ナムチェの朝そして曇り

 一人でこのままネパールに延泊しようかとも思いましたが、みんなの予約確認書を持っているので、頑張ることにします。
 とりあえず、朝食をいただいて体を温めることにします。

ブラックティー&トースト

 予定外の連泊をしてしまったチベットホテルとお別れです。
 日当たり、眺望は間違いなく今回ベストな宿です。

お世話になったチベットホテル

 外に出るも、天気は変わらずの曇り空です。
 いや、違います。雪が舞っています。
 私の時計に載っているは、紛れもなく雪です。(積もるのか)

ヒマラヤの雪

 晴れることを信じ、前に進みます。

曇り空のナムチェバザール

 朝が早いので、ナムチェバザールのコーヒーショップはオープンしていません。
 本当は、こういうところで、ヒマラヤを眺めながらゆっくりコーヒーを飲みたかったのに。

ナムチェバザールのコーヒーショップ

 しかし、写真を撮っていると、徐々に雲が晴れだしヒマラヤの山が顔を出しはじめます。(いい感じ)

雲が晴れるとヒマラヤ

 ストゥーパで無事にルクラに着くように祈願して、ナムチェバザールを出ます。

ナムチェバザールのストゥーパ

 前方にロバ隊を発見です。
 相変わらずの砂埃で、喉がやられそうです。
 でも、ついて行ければ、一人旅じゃなくなります。
 (一瞬で振り切られましたが。)

エベレスト街道下山中

 エベレストのビューポイント"First View Point of Mt.Everest"に到着です。

エベレストのビューポイント

 しかし、今日は雲がかかりエベレストを見ることができません。
 2日前に見ることができてよかったです。

雲の向こうはエベレスト

 崖っぷちをゾッキョ隊が歩いています。(あれに乗せてもらえば楽なのにな〜)

エベレスト街道を行くゾッキョ

 Larja Bridgeが見えてきます。
 すると、どこからともなく一匹の犬が登場です。
 もしかして、スリランカのスリーパーダで現れたガイド犬が、ヒマラヤにもいるのか。

ヒマラヤのガイド犬

 ガイド犬といっしょに橋を渡ります。
 この犬はどこまでいっしょに行ってくれるのでしょうか。

ガイド犬といっしょに

 もしかして、ルクラまで付き添ってくれるのかと考えていると、橋を渡って直ぐに消えてしまいます。
 どうやらガイド犬ではなかったようです。

あの山はエベレストじゃないよ

 だいぶ下ってきました。
 すると陽だまりの中に、腰掛けるのに丁度よさそうな岩を発見です。
 もしかして、ここは2日前の休息スポットか、と思いつつ通過します。

この陽だまりは

 見覚えのある橋が見えてきました。

ジョルサレ村の近くに架かる橋

 これで、ドゥドコシ川の右岸側に渡るとジョルサレに到着です。

ジョルサレ村

 先日お世話になったブッダロッジに寄ります。
 時刻は11時です。ここでランチをとりつつ、2日前に預けた荷物を回収します。
 さらに、前日にブッタロッジへ立ち寄った仲間が、荷物を忘れていったとのことで荷物が一袋追加になります。
 これで、私は2つのことを確信しました。
 一つ目は、間違いなく私が最後尾を歩いていること。
 そして、2つ目は、想定以上に荷物が増え、私の負担が増えるということです。

ブッダロッジ&レストラン

 べジスープを食べながら、ここからの道のりを考えます。
 ナムチェからジョルサレ間は下りだけですが、ここから先のルクラまでは登り下りを繰り返します。
 この弱った体に荷物が増量され、私は耐えられるのか。辛くなったなったら友人の荷物を捨てるとしても、それでもかなりの重量です。
 しばらく考えた末に、ブッタロッジの主人に相談してみることにします。「ポーターを雇えないか」と。

今日のランチはベジスープ

 答えは「ノー」です。今からポーターは手配できないとのことです。
 しかし、主人は家族と相談すると、家族の一人がいっしょに行ってくれることになります。
 ちなみに、料金は3,000ルピーです。(ありがとう)

ジョルサレのシャワー小屋

 旅のパートナーを得ましたが、出発時間は、13時を過ぎてしまいます。
 なぜなら、ちょうど昼時だったので、トレーッカーたちがランチで立ち寄り、ブッタロッジは大忙しです。
 あと2時間でルクラに着くことは、もう無理かな。

Buddha Lodge&Restaurant

 サガルマータ国立公園のゲートに到着です。
 ここで手続きをして、国立公園を出ます。私のパートナーはネパール人の友達と談笑中です。

シェルパの人たち

 既に、仲間と15時に集合するということは諦めています。
 エアーチケットは、きっと、仲間がどうにかするはずです。
 あとは、私が今日中に、ルクラに着くかどうかです。

最後のチェックポイント ストゥーパピンバッジ

 約束の時間より、3時間以上遅れてルクラに戻ってきました。仲間とは二日半ぶりの再会です。
 私が宿に入ると、ちょうどヒマラヤでの最後の夕食(反省会)が始まろうとしていました。
 ちなみに、反省会のテーマは、「私がヒマラヤの奥地へ旅立ってしまったか」だったようです。

再会の晩餐

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