スリーパーダの門に到着です。
ここまでは、坂も急ではないので順調です。
橋を渡り、どんどん進んで行きます。
山からは、いくつもの滝が流れ落ちていて、雄大な景色を楽しめます。
次第に坂がきつくなり息が上がってくると、どこからともなく犬がやって来て、一緒に登ってくれます。
(これが噂に聞く、ガイド犬か)
少しガスがかかっていますが、素晴らしい眺めです。
出発から1時間半が経過すると、先を急ぐ2人とゆっくりペースの3人で徐々に差が開いてきます。
差を縮めるため、ペースが上がらない2人をガイド犬に任せ、前の2人を追いかけることにします。
その10分後、後ろの友人の状態が気になり振り返ると、友人からバツのサインが発進されます。
残念ですが、2人とはここでお別れです。(アーユボーワン)
スリーパーダの頂上には、お釈迦様の足跡があるとのことですが、階段のこんなところにも足跡を発見です。(これは、もしかして)
急な階段が続きます。そして、看板には、「Not Adam's peak」の文字があります。(えっ、道を間違えたのか)
ちなみに、Adam's peakはスリーパーダの英語名です。
ちょっと不安になりながらも、登り続けます。
それにしても長い階段です。上に行けば行くほどガスが濃くなってきて、頂上も見えません。
どこまでもどこまでも続いているようで、へこたれそうになったとき、別れたはずのガイド犬がまた現れます。(ありがとう)
そのガイド犬も疲れたのか、いつしかいなくなります。
しかし、今度はガイド鳥が現れ、先導してくれます。(不思議だな)
そんなガイド鳥も飛び去ってしまうと、辛さだけが残ります。
日本でも、たまに山を登っているので、これ位の高低差や距離は問題ないはずなのですが、なぜか今日はすごく辛いです。
すると、今度は山裾から風が吹き上げ、身体を押し上げてくれます。(あ〜)
真っ白な霧の世界に建物の影が見えます。(あれが頂上なのか)
時刻は17:00です。ついに、標高2238m スリーパーダの頂上に到着です。
そして、他の2人とも合流です。
ただ、残念なことにシーズンオフのためか、寺院は閉まっていて入ることができません。(ガーン)
さらに、強風が吹き荒れ寒い上に、視界ゼロです。
そんな状況ではありますが、せっかく登頂したので頂上を散策です。
すると雲の切れ間から太陽の光が差し込んできます。(オー)
一筋の光が見え盛り上がっていると、今度は一人の僧侶が現れ、寺院の鍵を開けて私たちを中へ入れてくれます。
私たちだけの貸切タイムです。そのまま僧侶に導かれ、お釈迦様の足跡とご対面です。
しっかりと、参拝したあとに寺院内を散策します。
すると、雲の上にたたずむ鐘を発見です。私たちは、この鐘に吸い寄せられます。
そして、雲の上の静粛な寺院に鐘の音が響き渡ると、頂上の霧は徐々に消え、目の前には青空と雲海の素晴らしい景色が広がってきます。
何とも言い難い、神秘的な素晴らしい体験をさせていただきました。(こんなポーズしてるけど)
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☆アミーゴ旅日記☆